数える気にもならないけれど、深い衣装ケース3箱、どっさりあるエプロン。よく使うのはその中の5枚ほど。
ふりふりお嬢スタイル、マダムエプロン、お料理学校のもの、おいしかったフランスのレストランのロゴいり、などなど、思い出のもいっぱい。
毎日よく使うのは、6年前、子供たちに縫ってあげたエプロン(当時は子供用のいいエプロンがなかったので)を、おそろいにした自分用のものでした。
アシスタントしてくださるお嬢さんたちをはじめ、そのエプロンのリクエストが多かったので、さらに改良して、毎日手に取りたくなるような、エプロンをつくることに。
行動がおそいので、5年くらいかかりました。簡単に作るねーっていってから。
まずデザイン。身体にぴったり、360度浮くことのないフィット感。
布は、上質なイタリアリネン。 ほどよいつや、しっとりやわらかい手触り、それでいて丈夫な麻に。 はげしい洗濯にも耐えられなくちゃいけないし。
たっぷりの大きさで、かなり長め、おしりもつつめる、でも、布が良質だから、肩はこらないです。
お友達のかずみさんデザインの、とびはねマカロンのロゴ刺繍。(マカロンが流行る前はよくピーナッツとか小さいハンバーガーなんて(笑)これはねって説明してました)
首のヒモは長さ調節ができるよう、ポケットは丸がいいなあなどの小さい希望も、クリア。
生地選び、ヒモ選び、デザイン、縫製工場さんとののやりとり、それぞれ、結構時間かかってしまいましたが、
やっと好みのものができました。
かなりのフィット感でほんと、楽で、毎日使っています。
そういえば、子供たちに新しい白いエプロンを縫って、はじめてあげたとき、みんな喜んでくれたのですが、一人だけ、それまでの、おそろいだった青いスヌーピーのエプロンをさらに上からつけている子がいました。
男の子だし、青いエプロンのほうがよかったのかと思い、「どうして?」ってたずねたら、
「よごれたらいやだから」、って一言だけいってくれました。
そのかわいい心にうたれ、何もいえなくなりました。
やさしい素直なこころさえもっていれば、思いは伝わるもの。
不要な言葉ばかり、慇懃無礼な大人になってしまわないように気をつけよう。
新しいエプロンをおろすたび、その小さな感動を思い出します。


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